口コミが入る → 下書き → 先生が承認 → 投稿

先に、事実を書きます。 この特典のうち、Googleからの口コミの取り込みと、Googleへの返信の投稿は、当社では実機で確かめていません(Googleへの利用申請の承認が要るため)。承認の仕組み(メールのリンク・二重投稿の防止・取り消し・期限切れ)と、Googleを呼ばない試験モードは、実機で確かめました(2026年10月5日)。承認で返信済みの印が付いて再通知が止まることも、試験モードで確かめました(10月6日)。

特典⑥(口コミの返信を下書きしておくエージェント)の上に足す、上級編です。特典⑥が動いていることが前提です。

できること

  1. 口コミがGoogleに入ると、自動でシートに取り込む(返信済みは入れない)
  2. 特典⑥と同じ下書きを作る
  3. 先生に「この内容で投稿する」リンクつきのメールが届く
  4. リンクを押したときだけ、Googleマップに返信が投稿される。押さなければ何も投稿されない
  5. 承認メールを送るとH列(通知日時)に日時が入り、返信が済むまで特典⑥の再通知が届く。承認で投稿が済むと、「口コミ」シートのF列(返信済み)に「済」が自動で入り、特典⑥の再通知が止まる(手で入れなくてよい)
  6. 投稿後のメールの「取り消す」リンクで、返信を削除できる。取り消すとF列は空に戻り、再び返信待ちになる

文面を直したいときは、リンクを押す前に、シートの「最終文」列(K列)を直します。投稿されるのは、リンクを押した時点のK列です。

1. 前提

60日に満たない場合は、満たす日まで待ちます。条件を回避する正規の手段は、公式文書に見つかりませんでした。

2. Google Business Profile API の利用申請

  1. 公式の手順ページを読む: https://developers.google.com/my-business/content/prereqs (2026年10月5日確認。ページ更新日 2026-08-28 UTC)
  2. 申請フォーム(上のページに載っている「GBP API contact form」、https://support.google.com/business/contact/api_default )を開き、「Application for Basic API Access」を選び、全項目を埋めて送る。メールは、プロフィールのオーナー/管理者のものを使う
  3. 結果はメールで届く。承認前は、このAPIの利用枠が0です(公式ページ)。サンドボックス(練習用の環境)はありません
  4. 審査の日数・却下された例は、公式に書かれておらず分かりません

3. GCPプロジェクトの連携とAPIの有効化

公式: https://developers.google.com/my-business/content/basic-setup (2026年10月5日確認。更新日 2026-08-28 UTC)

  1. Google Cloudコンソールでプロジェクトを作る(申請フォームに書いた「プロジェクト番号」のもの)
  2. 公式の手順にある7つのAPIを有効にする(Google My Business API / My Business Account Management API / My Business Lodging API / My Business Place Actions API / My Business Notifications API / My Business Verifications API / My Business Business Information API)。「Google My Business API」は、承認を受けた人にだけコンソールに表示されると公式に書かれています
  3. OAuthの同意画面を作り、先生自身をテストユーザーに入れる(当社は未実施)
  4. Apps Scriptの「プロジェクトの設定」→「Google Cloud Platform(GCP)プロジェクト」→「プロジェクトを変更」に、上のプロジェクト番号を入れる。標準のGCPプロジェクトに切り替えると、元には戻せません(公式: https://developers.google.com/apps-script/guides/cloud-platform-projects 、更新 2026-09-03)。切り替え後は、申請したプロジェクトのAPIが、このスクリプトから使えるようになるはずです(当社未実証)

4. コードを足す

特典⑥と同じApps Scriptプロジェクトで:

  1. 左の「ファイル」の+→「スクリプト」で、名前を auto_post にして、kuchikomi_auto_post.gs の中身を貼る(特典⑥のコードは変えない)
  2. 「プロジェクトの設定」→「appsscript.json マニフェスト ファイルをエディタで表示する」にチェック。appsscript.json を次にする
{
  "timeZone": "Asia/Tokyo",
  "dependencies": {},
  "exceptionLogging": "STACKDRIVER",
  "runtimeVersion": "V8",
  "oauthScopes": [
    "https://www.googleapis.com/auth/spreadsheets.currentonly",
    "https://www.googleapis.com/auth/script.send_mail",
    "https://www.googleapis.com/auth/script.external_request",
    "https://www.googleapis.com/auth/script.container.ui",
    "https://www.googleapis.com/auth/script.scriptapp",
    "https://www.googleapis.com/auth/business.manage"
  ],
  "webapp": { "executeAs": "USER_DEPLOYING", "access": "MYSELF" }
}

business.manage を除いた形は実機で動くことを確かめました。business.manage を入れた状態の許可は未検証です(口コミの管理権限をこのスクリプトに渡す許可なので、本番に進むときだけ入れてください)。

5. スクリプトプロパティを足す

特典⑥の5つ(GEMINI_API_KEY、CLINIC_NAME、CLINIC_INFO、SIGNATURE、OWNER_EMAIL。OWNER_EMAIL は必須)に、次を足します。

プロパティ値
GBP_ACCOUNT_IDビジネスプロフィールのアカウント番号(数字)。公式のaccounts.listで調べる(当社未実証)
GBP_LOCATION_IDロケーション番号(数字)。同じくlocations.listで調べる(当社未実証)
WEBAPP_URL次の「6.」で出る「ウェブアプリのURL」(/exec で終わるもの)
DRY_RUN入れない(試験モード)。本番にするときだけ、小文字で false と入れる

足りないものがあると、見回りは止まり、シートのC列に理由が出ます。

6. ウェブアプリとして出す

「デプロイ」→「新しいデプロイ」→種類「ウェブアプリ」→実行ユーザー「自分」、アクセスできるユーザー「自分のみ」→「デプロイ」。出た「ウェブアプリのURL」を WEBAPP_URL に入れます。コードを直したときは「デプロイを管理」→鉛筆→「新バージョン」で出し直します(URLは変わりません)。

「自分のみ」なので、リンクは先生がGoogleにログインしたブラウザでだけ開けます。リンクには署名と有効期限(既定72時間)も付いています。

7. 試験モードで試す(Googleには何も送られません)

  1. auto_post ファイルで autoPostOn を選んで「実行」(初回は許可の画面が出ます)。これで1分〜30分ごと(POLL_MINUTES、既定5)の見回りが始まります
  2. 試験モードでは、取り込みでGoogleを呼ばないので、「口コミ」シートにダミーの行を足して試します: A列に口コミ、J列に accounts/1/locations/2/reviews/TEST1 のような一意の文字、L列に 下書き待ち
  3. しばらくすると、下書きと「この内容で投稿する」リンクつきのメールが届く(件名に「試験モード」と入る)
  4. リンクを押さない間は、何も起きません(シートの「API記録」にも、投稿の記録はありません)
  5. リンクを押す → 「投稿するはずだった内容」が画面と「API記録」シートに残る。同じリンクをもう一度押しても何も起きません
  6. 投稿後に届くメールの「取り消す」を押すと、削除するはずだった記録が残ります

8. 本番に切り替える

承認が下り、3.が済んだら、DRY_RUN に false を入れます。メールの文面が「本番」に変わります。最初の1件は、自院の口コミで、最終文を読んでからリンクを押してください。

本番の取り込みは、返信がまだ付いていない新しい口コミだけを入れます。すでにGoogleマップに返信がある口コミは、承認しても上書きしません。

9. 承認リンクの使い方

10. 止め方

autoPostOff を実行。ウェブアプリは「デプロイを管理」から削除できます。

11. 費用

12. 責任と規約(短く)

13. 困ったとき

当社が確かめていないこと

Googleへの申請の結果、reviews.list/updateReplyの実呼び出し、business.manage の許可画面、標準GCPプロジェクトへの切り替え、アカウント番号・ロケーション番号の調べ方、認可の有効期間。